こんにちは!BUYMAコミュニティ「Bラン」の主宰、藤野アン( @anne_mama_buyma )です。
今回は「【有料級!】売れるバイヤーのBUYMAリサーチ術」をテーマにお話をしていきます。このタイトルを見て、興味を持った方も多いのではないでしょうか。
この記事を最後まで読むことで、あなたのBUYMAリサーチの基準値が大きく変わることを私は確信しています。
BUYMAで結果を出すには「リサーチ」が大事!と皆さんもどこかで聞いたことがあると思います。だけど「自分が取り組んでいるリサーチ方法があっているかわからない」と苦手意識を持っている人もいるんじゃないでしょうか?
多くの人が「リサーチが苦手」だと感じる理由は、「リサーチをした結果、受注に繋がった」という経験が少ないからです。自分のリサーチに手応えを感じられるようになるほど、リサーチがうまくいっていない。
リサーチが得意になりたくても「正しいリサーチ方法がわからなくてどうすれば良いかわからない」
その悪循環にはまってしまい苦手意識が克服できないまま、BUYMAに取り組み続けてしまっています。
はっきりお伝えします。BUYMAの「リサーチ」は100人の稼いでいるショッパーが入れば、100通りの枝葉のノウハウがあります。
なぜならば、その100人が全員同じブランドを売っているわけではないからです。例えばルイ・ヴィトンを販売している人のリサーチテクニックが、Mardi Mercredi(マルディ・メクルディ)のような比較的低単価な韓国ブランドに通用するとは限りません。
断片的な情報だけを拾って、そのまま取り組んでしまうと確実に失敗します。この枝葉のノウハウではなくて、本当の大事な幹の部分の本質をつかむことが重要です。
例えるなら、
野球でマウンドに立って1本のヒットを打つために、毎日繰り返しランニングや筋トレをして体を作って土台固め
これがリサーチの本質の部分
その上で1本のヒットを打つために相手の投手を分析し1本のヒットを打つためにベストなタイミングでバットを振る
これが独自のノウハウの部分です
毎日のトレーニングをこなさなければ、ヒットどころか、試合でマウンドに立つことすらできませんよね。
このBUYMAリサーチの本質を掴むために抑えておきたいキーワードは「リサーチの深掘り」です。
BUYMA講師として、これまでに200人以上のバイヤーと接してきました。結果を出しているショッパーに共通しているのは「リサーチの本質」を理解した上で、自分の経験を蓄積。枝葉の部分である自分だけのノウハウを自分で組み立てているということです。
私の生徒さんも以前リサーチが大の苦手でした。しかし今からする話を実際に聞いて苦手意識を克服したら驚くほど売れるようになって、今は「もっとリサーチの課題をください!」と言ってくるほどになりました。
リサーチが苦手な人は、まずは「リサーチの本質」の部分を理解することが必要です。今回紹介する方法を理解して、「リサーチが苦手」という悩みを解消していきましょう。
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BUYMAリサーチ術の本質
まずはじめに、考えてみてください。
BUYMAであなたはリサーチをしていて、2つの商品を見つけました。
LOEWEのブローチ | The ROWのカシミアニット | |
---|---|---|
お問い合わせ数 | 40件 | 1件 |
ライバル数 | 30人 | 4人 |
有在庫販売者数 | 3割 | 全員無在庫 |
BUYMA販売価格 | 32,000円前後 | 12万円前後 |
これを見てあなたはどちらの商品を出品しようと思いますか?
よく売れていそうだからLOEWEのブローチでしょうか。
それとも、人気アイテムではないけど問い合わせは来ていてライバルも少ないのでThe ROWのニットでしょうか?
少し意地悪な質問でしたが、BUYMAでリサーチをする中ではこの情報だけで、出品をするかを絶対に判断してはいけません。
これだけでは情報の深掘りが足りていないからです。
ではどんな情報をリサーチすれば出品する商品を決めることができるのでしょうか。
これを判断するには
- どういった競合バイヤーがいるのか
- 競合バイヤーはどんな色を出品していて、在庫を持つ人はどの色・サイズを保有しているのか
- 競合バイヤーはお客様に何日で届けられるのか自分はいくらで仕入ができ、BUYMAの相場価格で出品ができるのか。もし相場価格で出品ができない場合は、競合バイヤーと差別化して、高くても買ってくれるお客様がいる条件が作れるのか
といった深掘りが大事になってきます。
リサーチを深掘りしていくとどのようなことがわかるかというと、
- 確かに商品は売れているけど、競合のバイヤーも多くて供給も増えすぎてしまっている。
- 有在庫を持っている人が在庫処分のために薄利で販売している人が多数出ている
といった人気の高さに引っ張られて、見えていなかった事実や
競合バイヤーの出品している中で在庫欠けのサイズがある。このサイズが実は1番良く売れているサイズで多くの買付先で完売している。だからこのサイズが仕入れられたら多少高くても売れる見込みがある。
ということ
競合には海外からお客様へ発送するバイヤーしかいない。この場合あとからお客様に関税の請求が来るから、自分は関税込みの値段で相場より高く出品しても、関税後払いが嫌なお客様に買ってもらえるのではないか
といった「自分がその商品を販売するために必要な要素」が具体的に見えるようになってきます。
これこそが幹の部分である「リサーチの本質」の部分です。
正しいリサーチは「あなたが売れる商品を見つけること」なので、今「BUYMAで売れている商品を見つけること」はリサーチの入口の部分にしか過ぎません。
もちろんあなたが無在庫販売をする商品を探しているのか、有在庫販売をする商品を探しているのか。これによってもリサーチの視点は大きく変わります。
無在庫販売と有在庫販売の1番の大きな違いは、在庫を持つリスクがあるか、ないか。ということです。
無在庫販売は、リスクを取らない分、注文を受けてから仕入れをしてお客様に商品を届けるまでに時間がかかります。有在庫販売はその点すぐに商品を届けられ、中には仕入れた商品を出品後わずか1週間程度で販売できる場合もあります。
今世の中のハイブランド品の中で、街を歩いていてもよく見かける定番の商品は、BUYMAの中では多くのバイヤーが有在庫販売をしている事実があります。
より人気度、知名度のある商品の方が在庫を仕入れても不良在庫になるリスクが減らせるので、資金力のあるバイヤーほど、そういった人気商品を仕入れて布陣を組んで利益を上げています。
でもバイヤーの9割はそのように資金力のあるバイヤーではありません。
そういった方は、山の山頂ではなくて無在庫や有在庫で、中腹を狙いにいったり、はたまた裾の方にある穴場を無在庫で探したりとそれぞれ、売上を伸ばすためにあらゆる戦略をたてています。
売れるバイヤーの共通点。それは「常に自分が利益を挙げられる方法を考えながら行動に移している」ことです。
自分の持っているもの。取引における長所・短所もよく理解しています。
- 〇〇というブランドは、割引条件のいいVIP仕入先を持っているので優先して扱う
- 〇〇というブランドは、たまにしか売れないけれど自分だけしか出品していない仕入れ先を持っているから、高利益率で売れる
- 海外在住だから、取引を不安がられることがある。
- 直営店で商品を購入しているから、ショップの袋をつけられることを付加価値にできる
アンからのメッセージ
いかががでしたか?
「リサーチが得意」になるために必ず抑えておきたいポイントです。リサーチする時は深掘りをする癖を身につけて、正しいリサーチで収入を増やしましょう。
もしかするとこれを見てリサーチって「ますます難しい」と思ってしまった人もいるかも知れません。
でも大丈夫です。
この記事を何度も読み返して、私の話を頭に刷り込んでいけば、自然と手が動くようになっています。これを見てくれたあなたがリサーチが得意になれるように、今日は普段セミナーやコミュニティでしか話さない有料級な話をブログに書きました。
私がこうやってBUYMAを教えている信念は「BUYMAで自由な生き方を手に入れる人を増やしたい」
です。BUYMAの指導を始めた3年前かまったく変わっていません。
わたしがBUYMAで独立して、好きな場所で好きな時間に仕事をできるようになったように、あなたにも理想の人生を歩んでほしいと思っています。変わろうと意識すれば今から変えていけます。
ということで、今日は「売れるバイヤーのBUYMAリサーチ術」をお伝えしていきました。