「在庫はありますか?」と聞かれて、すぐにお返事したのに、そのまま連絡がない。
購入してもらえそうだった分、「私の対応が悪かったのかな」「もっと安くした方がいいのかな」と気になってしまいますよね。
こんにちは、藤野アンです。
BUYMAで問い合わせが来ると、受注を期待するのは自然なことです。でも、お返事をしたあとに購入されなかったからといって、すぐ値下げをする必要はありません。
大切なのは、理由を想像して落ち込むことより、やり取りの中にある「次に直せること」を見つけること。今日は、その振り返り方をお話しします。
返事がない理由を、価格だけで決めない
お客様が購入を見送る理由は、一つではありません。
ほかの商品と比較していることもあれば、支払いの都合で注文できないこともあります。買おうと思っていても、忙しくなって後回しになる場合もあるんです。
こちらから見えるのは、「問い合わせが来た」「回答した」「まだ注文がない」というところまで。お客様から理由を聞いていないなら、「高かったから売れなかった」は、まだ想像です。
もちろん、価格を見直すことが必要な場合もあります。ただ、一件のやり取りだけで原因を決めると、必要のない値下げをしてしまうかもしれません。
「返事がない」と「価格が原因だった」を、いったん分けて考えてみてください。それだけでも、慌てて変更する前に立ち止まれますよ。
最初に聞かれたことへ戻ってみる
振り返るときは、自分が送った文章よりも、まずお客様の質問を読み直してみましょう。
在庫を知りたかったのか。サイズが合うか気になっていたのか。使いたい日までに届くかを確かめたかったのか。質問によって、判断に必要な情報は違います。
たとえば「付属品はありますか?」と聞かれた場面なら、確認できた付属品を具体的に伝えられていたかを見ます。「ご安心ください」とだけ書いても、何が届くかは分かりませんよね。
一方で、確認していないことを埋めるために、あるはずだと決めつけるのは避けたいところ。分かっていることと、確認が必要なことを分けておきます。
ここで探すのは、相手を必ず購入させる言葉ではありません。「お客様が聞いたことに、判断できる情報で答えられていたかな?」という点です。
回答できていない質問が残っていたら、そこが次に整える候補になります。
「質問・回答・その後」を短く残す
毎回、記憶だけで振り返ろうとすると、「最近は全然売れていない」という印象ばかりが残りがちです。
そこで、問い合わせの内容、自分の回答、その後に注文があったかを、短く残してみてください。立派な管理表を作らなくても、見返せるメモで十分です。
たとえば「付属品の質問/買付先に確認して内容を回答/今のところ注文なし」という形です。これは記録の一例で、特別な書式にそろえる必要はありません。
理由が分からないものは、「理由不明」のままで大丈夫。「価格が高いと思われた」と、自分の予想を事実のように書かないことがポイントです。
注文につながった問い合わせも一緒に見ておくと、購入されなかったやり取りだけを気にしすぎずに済みます。
物販の改善は、残念だった一件を何度も思い返すより、実際に何を聞かれているのかを確かめる方が進めやすくなります。
同じ質問が続いたら、商品ページを見直す
メモを見返して、同じ質問が何度も出てきたら、商品ページに情報が足りないか、見つけにくいのかもしれません。
たとえば、付属品を毎回聞かれるなら、確認済みの内容を商品説明に入れられないか考えます。すでに書いてあるなら、長い文章の中に埋もれていないかを見てみましょう。
「購入前にこれが分かれば迷いが減りそう」という情報から、一つずつ整えていくのです。
ただし、以前確認した内容が、別の商品や買付先でも同じとは限りません。ほかのページにそのままコピーせず、その商品について分かっている情報を使ってくださいね。
在庫のように変わる情報も、過去の回答をそのまま現在の事実として載せないこと。情報を増やすことより、正しく伝わることを大切にしましょう。
全部の商品ページを一度に直そうとしなくて大丈夫です。まずは、実際に問い合わせがあった一商品から始めてみてください。
追いかけ続けず、自分が変えられるところへ
「もう一度連絡したら買ってもらえるかな」と気になることもあると思います。
こちらから確認結果を伝えると約束していたなら、その回答はきちんと届けます。でも、返事がないからといって、購入を迫る連絡を何度も重ねる必要はありません。
お客様には、お客様の検討する時間があります。支払いの都合や、何を選ぶかまで、こちらで変えることはできませんよね。
自分が見直せるのは、質問への回答が足りていたか、確認した情報が伝わっていたか、商品ページを分かりやすくできるか、といった部分です。
家事の合間に在宅ワークをしていると、一件が気になって、何度も画面を開いてしまうこともあるかもしれません。振り返る点をメモできたら、いったん次の作業へ進みましょう。
副業の限られた時間を使うなら、返事を待ち続けるより、次のお客様が迷わず検討できる準備に使いたいですね。
今日の問い合わせから、一つだけ改善する
直近の問い合わせを一件開いて、質問・回答・その後を短く書き出してみてください。
そして、「商品ページに足せる確認済みの情報はあるかな?」と見直してみましょう。なければ、無理に直す必要はありません。理由が分からないまま値段を下げない、という判断も大切です。
問い合わせが購入につながらなくても、そのやり取りから分かることはあります。
一件ごとに自分の向き不向きを決めず、次に使える気づきを一つ残す。その積み重ねで、お客様が選びやすいお店へ整えていきましょうね。


