こんにちは、藤野アンです。
「この服、普段Mサイズの私でも着られますか?」。BUYMAでこんなお問い合わせをいただいたとき、どう答えればいいのか迷いませんか。商品が手元にないと、実際に測ることも試着することもできず、返事を書く手が止まってしまいますよね。
在宅ワークや物販の副業を始めたばかりなら、「頼りないと思われそう」と感じるかもしれません。でも、大切なのは、何でも即答することではありません。確認できた情報と、まだわからないことを分けて伝えることです。今日は、サイズの確認と案内をお話しします。
「普段M」だけでサイズを決めない
同じMという表記でも、ブランドや商品の作りによって着用感は違います。お客様がぴったり着たいのか、ゆとりを持って着たいのかによっても、求めるサイズは変わりますよね。「いつもMなら、この商品もMで大丈夫です」と、表記だけで言い切るのは避けましょう。
最初に整理したいのは、お客様が知りたいことです。着丈が長すぎないか、肩まわりがきつくないか、それとも日本サイズとの対応を知りたいのか。質問が広いときは、気になる部分を確認すると、調べる先も絞りやすくなります。
公式のサイズ表と、その商品の実寸を分ける
調べるときは、まずブランド公式の商品ページやサイズガイドを確認します。その際、ページに書かれている数字が何を表しているかまで見てください。体の寸法を目安にしたサイズ表と、洋服そのものを測った実寸は、同じ情報ではありません。
「胸囲」と書かれているからといって、その数字を商品の身幅として案内することはできません。平置きなのか、周囲の長さなのか、単位は何か。表の見出しや注記まで読むことが大事です。
さらに、確認しているページが本当に同じ商品かも見直しましょう。ブランド名だけでなく、品番、商品名、素材、デザインなどを照合します。似たニットや同じシリーズだからといって、別商品の寸法を使ってしまわないようにしてくださいね。
日本サイズへの換算が載っていても、それは実際の着心地を保証するものではありません。「公式サイズガイドでは、この表記に対応しています」と、どこまで確認できた情報なのかを添えると伝わりやすくなります。
実寸が見つからないときは、買付先へ確認する
公式の商品ページにも、着丈や身幅が載っていないことはあります。そのときは、買付先へ商品の品番と確認したいサイズを伝え、知りたい部位の寸法を問い合わせてみましょう。「サイズを教えてください」より、対象を具体的にしたほうが、認識のずれを減らせます。
たとえば「この品番のMサイズについて、平置きの身幅と着丈を確認できますか」と聞く形です。実際の商品や店舗の案内に合わせて調整してください。
手元に商品がある場合も、測った数字だけを伝えるのではなく、測定した部位や方法を添えます。買付先から回答をもらった場合は、その回答にある単位や測り方を確認し、曖昧なところを勝手に補わないこと。再確認しましょう。
他の出品者さんの説明やAIの回答は、調べるきっかけにはなっても、そのまま正確な実寸の根拠にはできません。見つけた数字を急いで使う前に、「この商品の、このサイズの情報なのか」を立ち止まって確認する癖をつけてください。
確認中・確認できない場合も、状況を伝える
店舗からの返事を待つ間、お客様に何も伝えずにいると、質問が届いているのかわからないままになってしまいます。「実寸について買付先へ確認しております。回答があり次第、ご案内いたします」と、今どの段階なのかを伝えましょう。
返答時期がわからないのに「明日必ず回答します」と約束する必要はありません。自分で守れる案内にして、確認が長引いている場合には途中経過をお知らせします。家事や本業の合間に対応するときほど、確認待ちの内容をメモして、返信漏れを防ぎたいですね。
それでも実寸が確認できない場合は、そのことを正直に伝えます。たとえば「商品固有の着丈は確認が取れておりません。現時点では、公式のサイズ表記とモデル着用情報をご案内できます」という形です。確認できた情報だけを届け、想像した数字で空欄を埋めないでください。
モデルの身長や着用サイズがわかれば参考にはなりますが、お客様の体型や好みまで同じとは限りません。「モデルがこのサイズだから、お客様にも合います」とは断定せず、実寸とは別の参考情報として扱いましょう。
繰り返される質問は、商品ページの改善へ
同じ商品で「着丈は?」「身幅は?」と何度も聞かれるなら、そこがお客様の判断に足りない情報なのかもしれません。問い合わせへの回答だけで終わらず、根拠を確認できた寸法を商品説明にも追記しておきましょう。
追記するときは、どのサイズの寸法か、単位は何か、公式掲載なのか買付先の回答なのかがわかるようにします。自分で採寸した情報なら、そのことも添えます。一つのサイズの実寸を、ほかのサイズにも当てはめて記載しないようにしてくださいね。
YouTubeでのリサーチ解説でも、お問い合わせの内容から、どの色やサイズに関心が集まっているかを見るお話をしています。質問には、お客様が何を知りたいのかというヒントがあります。すべての商品を一度に作り込もうとするより、実際に質問された商品から情報を整えていくと、改善する場所を決めやすくなります。
在宅で働く主婦の方も、本業と副業を両立する方も、使える時間には限りがあります。確認した情報と出所を残せば、次に調べ直す負担も減らせます。
今日、一つの商品のサイズ情報を見直そう
サイズの知識をすべて覚えてからでないと、お客様対応ができないわけではありません。わからないことを確認し、確認できた範囲を正しく伝える。この積み重ねが、在宅物販で信頼をつくる土台になります。
今日は、出品中または出品予定の商品を一つ選び、サイズ欄の情報を「実寸」「公式の換算・目安」「まだ未確認」に分けてみてください。根拠のない数字や断定が混ざっていたら、そこから見直しましょう。お客様が安心して検討できるページを、一つずつ整えていってくださいね。


