こんにちは!BUYMAコミュニティBランの主催、藤野アンです。
今回は「BUYMA VIP買付3ステップ」ということで、
- 買付先開拓の仕方
- VIP交渉の進め方
- VIPが取れた買付先での仕入れ方
とBUYMAのVIP買付の流れを3ステップで解説していきます。
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BUYMAの買付方法の中でもより安く仕入れができるのがVIP買付。今回は皆さんがこの記事を読むだけでVIP買付を今すぐ始めて最速で利益が出せるようになってもらうための記事です。
この記事を読んでいる人の中にも
こういうお悩みを持っている方がいますよね?
私も実際にオンライン買付からBUYMAをスタートして、VIP買付という買付手法を知ったとき、英語の交渉が大変そうだし、ハードルが高いと尻込みしてしまった思い出があります。
でも、VIP買付を実践して本当によかった!
例えば
商品名 | 国内定価 | VIP買付価格 | 割引率 |
---|---|---|---|
Maison Margielaの5ACミニバッグ | 335,500円 | 165,000円 | 50% OFF |
BurberryのメンズロゴTシャツ | 72,600円 | 38,000円 | 48% OFF |
VIP買付を活用するとこんなに仕入れ価格が安くなりました。
実際にBランのメンバーもこのVIP仕入れをBUYMA活動に取り入れていて、月収を伸ばしています。
しかもなんと衝撃の真実がわかっていてBUYMAではより「安く」商品を仕入れができる人がトップバイヤーへと成長できます。
実際にBUYMAのショッパーランキング上位のバイヤーが出品している商品を見た時に、商品が自分ではマネできない激安価格で販売していた。という経験はありませんか?
実はランキング上位層のバイヤーは、買付先とより深い関係を築くことでより高い割引率で商品を仕入れできたり、ライバルより先に利益商品を紹介されていたりと特別待遇をされています。
だからこそ、高い売上をキープし続けることができています。
もちろん月収20〜30万くらいの収入が欲しいのであれば、トップを目指す必要は全くありませんが、それだけVIP買付は実践することで将来性も見込める買付手法です。
VIP買付が行えるショップは世界中にたくさんありますので、必ず競合ショッパーと対峙しないといけないということはありません。だから後から参入したバイヤーでも稼ぐことができます。
これから詳しくVIP買付について説明していきますが、おそらくここまで詳しくVIP買付について解説している記事は史上初だと思います。
今回はVIP買付の開拓、買付先とどんなやり取りが行うのか。実際の仕入れの仕方までの3ステップを解説をしていきます。
VIP買付の前提知識
それではここからはVIP買付について具体的にお話ししていきます。
VIP買付を始めるときにまず戸惑うのは「どんなショップがVIP交渉を受け入れてくれるかわからない」ということです。
まず、VIP買付ができるのは基本的にセレクトショップです。
ハイブランドを取り扱うセレクトショップから、ミドルブランド、ニッチなブランドまで、交渉ができる可能性があるショップは世界中に数百、数千以上あります。
その中でも特に、EU加盟国でハイブランドを取り扱うセレクトショップがVIP買付に取り組むバイヤーには人気です。
- VAT OFFが適応できること
- EPAの適応対象になること
VAT OFF、EPAと聞き慣れないワードが出てきましたが、ひとつずつ説明していきます。
VAT OFFとは
VAT OFFは日本でいう消費税が免除になる「免税」のことです。
EU各国には20%前後のVATがかけられています。VATはEUに住んでいる方に支払いの義務がありますので日本在住者が商品を購入する場合は、VAT OFFの対象となります。
VAT OFFが適応されるショップはヨーロッパ定価から約20%自動的に安く買うことができます。
EPAとは
次にEPAです。
EPAは、正式名称は「日EU経済連携協定」といって、簡単にいうと日本とEU加盟国の輸出入を活発にするために、関税を撤廃もしくは引き下げますよ。という協定です。
対象の商品はEU加盟国内で生産されていて、原産地規則を満たす必要があります。Tシャツ、コートなどの洋服については即時撤廃、バッグなどその他のアイテムも段階的に関税額が引き下げられています。
1度に20万円以下の商品を輸入する場合は、商品の原産国がEUの国だということがインボイス(領収書)に記載してあるだけでEPAが適応されます。20万円以上の場合は、別途素材の原産地がわかる書類の提出が必要なのでセレクトショップから仕入れる場合は適応が難しくなります。
つまり、VIP仕入れでBUYMAのバイヤーにヨーロッパのハイブランドのセレクトショップが人気の理由はVIP買付で仕入れ価格20万円以下の商品を輸入するとVAT OFFとEPA適応の恩恵が同時に受けられて人気のブランドアイテムが安く仕入れできるからです。
買付先開拓の仕方
どんな買付先を探したらいいかわかったら次に買付先の探し方をお伝えしていきます。
初心者の方はまず「海外通販WAKER」を使って買付先を開拓するのがオススメです。海外のセレクトショップや百貨店の情報がかなりのボリュームで掲載されています。
海外のまとめサイトもありますが、こちらは日本語でわかりやすく、大量のショップ情報が掲載されているのでまずはここで買付先を発掘すればOKです。
国別でショップ検索ができるので、EU加盟国に絞って検索をすれば先ほどお伝えした、VAT OFFとEPAが適応されるセレクトショップ情報を発掘することができます。
取り扱いブランド別で検索もできるので、取り扱いたいブランドがある方はブランドから買付先を絞り込んで発掘することもできます。
まず最初に探す国を1つあげるとするならイタリアです!
イタリアは特に日本の商社ビジネスのような仲卸の文化があり、VIP交渉の成功率が高い国です。大きなショップから小さなショップまでありますが、実店舗を構えてオンラインサイトと並行して販売しています。
オンラインサイトのみで商品を販売しているところはVIP契約ができる見込みがないと割り切ってしまってOKです。実店舗を構えているショップを探してください。
ショップを見つけたら、買付先リストを作って、ショップ名やウェブサイトのURL、ショップの特徴などをメモして記録していきましょう。GoogleスプレッドシートやExcelでリストを作るのがオススメです。
「Googleスプレッドシート」はGmailアドレスを持っている方なら誰でも無料で使える表計算のアプリケーションです。
この段階でこのようにリスト化すると、後からVIP交渉をするときの管理が楽になります。交渉済みのところ、これからのところ、交渉NGなところと分類分けをして整理をしていきます。
イタリアの開拓が終わったら、他の国に広げていきましょう。オランダやドイツ、フランスなどたくさんの国にチャンスが眠っています。
ちなみにイギリスは、2020年にEUから離脱をしました。日・英EPAは適応できますが、イギリスを原産国とする商品しか適応されないので、EPAの適応条件が狭まっています。
VIP交渉の進め方
リストが増えてきたら、次はVIP交渉に移っていきます。
VIP交渉の方法は大きく分けて
- メールやチャット交渉
- 電話で交渉
- 来店して交渉
この3つです。
メール < 電話 < 来店
という順に交渉の確度は上がります。ただし難易度も上がります。
メールやチャット交渉
まずメールやチャットで交渉をする場合。
先ほど買付先リストに書き出した買付先から、交渉の連絡を送る買付先を選別していきます。
どこからメールを送るかというと、買付先のウェブサイトのフッターと言うページの下段の部分に「Contact」などお店にお問い合わせができる項目があります。
またWhatsappやInstagramがある場合はウェブサイト上に、アイコンが掲載されていますので、そのアイコンをタップして、ダイレクトメッセージを送ります。
注意する点は、一件ずつ送って一喜一憂しないこと。
メールの場合は、相手がメールをみない可能性。返信をしない可能性があります。
WhatsappやインスタグラムのDMを使う場合もチャットでメールよりは距離が近いですが、買付先が応対したくないと感じれば、返信がこない可能性もあります。
交渉の打率は1〜2割。100%交渉に応じてくれることはないことを頭に入れて、1度に10件くらい交渉の連絡をしていきましょう。数打ち当たっていくローラー作戦。新人営業マンの飛び込み営業のようなものだと思ってください。
電話で交渉
次に電話交渉の場合
電話で交渉をする場合は、英語が話せる人や現地の言葉が喋れる方に交渉の依頼をします。もちろんご自身で話せる場合は自分で電話をしていただければOK。
交渉担当を探すときはCroudWorksやLancersで募集します。電話1件あたり100円 VIPが取れたらインセンティブ300〜500円と報酬を設定します。
大体1〜2週間で募集をかけて、応募者の中から対応いただく方を選出し、仕事を依頼します。どんな内容を伝えるかマニュアルを作り、交渉していただく買付先のリストと一緒に渡します。
電話番号についてはメールで交渉する場合と同じで、買付先のウェブサイトのショップのお問い合わせフォームなどに書いてあることがほとんどです。買付先のリストに電話番号を添えておいてください。
来店して交渉
最後に来店して交渉。
お店に直接行く一番のメリットは、顔を合わせて話をすることで買付先の担当者と信頼関係が築きやすいことです。電話やメールよりもより深い話をすることができます。
交渉に行く場合は、交渉したい店の位置情報を事前に調べて、現地に足を運び、仕入れ交渉をどんどん進めていくという流れとなります。
VIP交渉をするときのコツは相手のメリットを明確にして交渉することです。
ただ単に「VIPの条件をもらう」のでは、「安くして」と値切っているのと変わりません。お互いがWin Winの関係になるよう話を進めると買付先も喜んで交渉を進めてくれます。
- 自分は現在どのくらい売上を上げているのか
- どんなブランド・商品を仕入れたいのか
- 自分が今後いくらぐらい仕入れをする予定なのか
- どのくらいの割引率が希望なのか
こういった情報を交渉文には混ぜてください。できるだけ具体的な数字を入れて交渉文を作ることがポイントです。
英文は、DeepLやGoogle翻訳などの翻訳ソフトを使って作ってもいいですが、翻訳ソフトだと細かいニュアンスが伝わりにくかったり、主語が間違って文章が作られることもあります。
より、精度をあげるなら、英語のわかる方に交渉文を作ってもらうとより的確な交渉文が作成できます。外注化をしない場合もChat GPTを使って交渉文を作ることもできますよ。
交渉をしてOKが出た場合には、割引率が提示されます。もっと高い割引率を希望する場合は交渉することもできます。
これは注意ですが最初から40% OFFなどの高い割引率をくれる買付先はほとんどないのが現実です。VIP買付はここから買付先との関係性を深めていくことで割引率が上がったり、良い条件を獲得できるようになっていきます。
ここがVIP買付の1番の魅力で関係を深めていくことができれば、同じショップを使っている他の競合バイヤーより条件の良い割引率で商品を購入することができるようになっていきます。
VIPが取れた買付先での仕入れ方
交渉に成功して、VIPが獲得できたら、次は実際に仕入れ先の商品情報をチェックしていきます。
VIP買付で商品を仕入れる場合、買付先によって異なりますが
- VIP向けの専用サイトを準備している買付先
- GoogleスプレッドシートやExcelで商品の情報を送ってくる買付先
の2つのパターンが主です。
VIP向けの専用サイトの場合は、通常のオンライン仕入れのように商品をカートに入れて商品を購入します。買付をするときに商品が割引額で表示されるのでとても簡単に購入できます。
GoogleスプレッドシートやExcelで商品情報を送ってくる場合だと、お店の仕入れ値や割引率など、細かな情報の資料が送られてきます。買付先によって仕様はバラバラですから、リストをもらって買付先にわからないことは確認をしながら、買付を進めていきます。
買付先には「毎月3000€購入が条件」「売れ筋商品を購入したらそれ以外の商品を3つ購入が必須」などVIP買付を利用するに当たって条件が定められているところもあります。
特に毎月商品の購入額が決められているケースだと、条件に満たない場合は途中でVIPを解除されてしまうこともあります。これはどうしてもご自身の資金力によって、ハードルの高さが人それぞれ違うところですが、自分の資金力ではどう頑張っても無理!という時は、その買付先はあなたには向いていない買付先なので、無理して商品を購入する必要はありません。
実際のBUYMAでの出品は、VIP買付の場合は無在庫でも有在庫でも商品の販売が出来ます。
特によく売れるアイテムは、販売スタートすると買付先から商品を仕入れる有在庫プレイヤーが目を光らせています。そういう方は仕入れ先から商品を見つけ、BUYMAで利益が取れるか答え合わせ。すぐに仕入れを行います。
買付先から商品の案内が来た!と思って問い合わせをしたときに、商品がすでに完売しているということも。BUYMAの日本人バイヤーだけではなく、中国人バイヤーなどとも争奪戦が繰り広げられています。買付先から入荷した商品の情報が届くパターンを把握して、自分が仕入れができるように準備をすることが必要です。
無在庫で販売する場合は、すぐ完売するようなBUYMAの人気商品は狙わずに売れるブランドの人気カテゴリを外すなどずらして、出品をしていきます。
例えば、BOTTEGA VENETAの商品を取り扱っていて、バッグや革小物は有在庫で販売している人が多いので取り扱わない。Tシャツやパンツなどアパレルに絞って無在庫で出品をする。といった具合です。
VIP買付では、ショップ一つ一つが抱える在庫の量が限られているため、無在庫販売で出品して、いざ売れたときに在庫がなく買付が出来ず取引キャンセルになる可能性が他の買付手法よりも高くなりがちです。買付成功率が下がるのは怖いですよね・・?
でも買付成功率の低下をカバーする方法はあります。
- メインの買付先で商品が完売しても他の買付先で仕入れられるようにVIP買付先を増やしておく
- 定価で購入しても、赤字にならない価格で出品する
この2つです。
取り組み方を工夫すれば買付成功率の低下に怯える必要はありません!
利益の取れる人気商品は在庫を抱えて、無在庫出品ができるものは無在庫で対応。上手にVIP買付先を活用していってください。
最後に買付先と深い信頼関係を作っていくコツについてお伝えしていきます。
買付先と深い関係を作っていくとBUYMAでより結果が出せる話を最初にしました。
買付先といい信頼関係を作っていくコツはなんだと思いますか?
とにかく商品を買うこと?
連絡にすぐ返事をすること?
商品を買付先から定期的に購入することはもちろん必要にはなりますが言葉の壁はあっても「人と人」であることは変わりないので雑談などを交えてコミュニケーションを図り、人間関係を作っていくことが大事です。
私の場合だと、親しくしている買付先とはWhatsappを使ってコミュニケーションをとっているので、ワールドカップなどスポーツの話題で盛り上がったり、子どもの写真を送ってお互いの子どもを見せあったこともあります。
それからたまに買付先に日本のお菓子のプレゼントを送ることもあります。
お菓子は、高級なお菓子を買う必要はなくて、外国人が好きな抹茶味のお菓子がおすすめ。スーパーでお菓子をたくさん買って、箱に詰めて送ったらすごく喜ばれました。
それから、商品の取引に関してはWin Winの関係を作ることを意識しています。仕入れた商品に傷などトラブルがあったとき、すぐに返品して送り返すのではなく、落とし所を見つけられるよう話し合いをします。
VIP買付先と自分はお互いビジネスをしているので、協力して売上を伸ばしていくという信頼関係を築いていけるように工夫をしていくと、買付先との関係はどんどん深めることができます。
アンからのメッセージ
VIP買付の3ステップをお伝えしていきました。話を聞いてわかったと思いますが、VIP買付を実現するためには、コツコツ交渉を積み重ねVIP買付先を増やしていく必要があります。
決して楽な作業じゃありません。だからハードルが高く躊躇してしまっている人がたくさんいるんですよね。
「自動化して稼ぐ」「リサーチ不要で稼ぐ」と楽そうなBUYMAの情報が世の中にはたくさんあって、そっちの方が上手くいきそうだと思ってしまう気持ちはわかるのですが、今BUYMAで継続して収入を増やしているのはバイヤー登録している人のたった3%です。
あとの人は、頑張っても利益が出ていなかったり、BUYMAをすでに辞めている人が大半です。
BUYMAで稼いでいる3%の人は、毎日コツコツと地味な作業に取り組んできた結果、収入を増やしていると知ったら、地道に取り組んでいくことこそが、最短ルートだとわかると思います。私の生徒さんも、元々1万前後のアイテムを取り扱っていて、「高額商品に対するマインドブロックが外れない」と、VIP買付でハイブランドのアイテムを取り扱うことを避けていました。
ですが、時間をかけて自分のマインドブロックを取り払ってVIP買付に取り組んだ結果、利益が出せる売れ筋商品を見つけることができるようになり、収入を10万円増やしました。