今回は、売れるバイヤーが実践しているリサーチ術をテーマにお届けします。
「リサーチが大事って聞くけど、正解がわからない」「探しても売れそうな商品が見つからない」そんなお悩みを抱えている方にこそ、最後まで読んでほしい内容です。
私がこれまで指導してきた200人以上のBUYMAバイヤーのなかで、継続的に成果を出し続けている人には、ある共通点がありました。それは、商品選定の精度が高い = リサーチが深いということです。
リサーチが苦手だった方もある考え方を知っただけで一気に苦手意識が消え、もっとリサーチしたい!と成長されています。
この記事を読むことで、あなたのリサーチ基準は間違いなくアップデートされるはずです。BUYMAで本気で稼ぎたい方、ぜひこの先をじっくり読み進めてください。
この記事でわかること
この記事はこんな方におすすめ
成果を出すBUYMAバイヤーが共通して持つリサーチ力の正体

BUYMAで売れる人と売れない人の違いは何か、それは商品を探す力、すなわちリサーチ力にあります。
よくリサーチが大事と言われますが、実際にどう取り組めばいいのか、明確に答えられる人は少ないのが現状です。正しいリサーチ方法がわからない・調べても売れるかどうかわからないと感じている人は非常に多いです。
でも安心してください。リサーチが苦手なのは才能やセンスの問題ではなく、経験値と考え方が足りないだけなのです。
この記事では、苦手意識を克服して売れるようになった事例を交えながら、成果を出すリサーチの本質を丁寧に解説していきます。
リサーチに苦手意識を持つ理由とは?
多くのBUYMAバイヤーがリサーチを苦手と感じる最大の理由は、リサーチをしても注文につながる成功体験が少ないからです。
これだ!と思って出品した商品が売れなかった。ライバルの真似をして出品したけど反応がない。そうした経験が積み重なると自分のリサーチ方法が間違っているのでは?という不安につながり、やがてリサーチそのものに苦手意識を持ってしまうのです。
そもそも売れるリサーチの考え方がわかっていない状態では、当たるかどうかは運任せになってしまいます。重要なのは、最初から完璧を目指すのではなく、何を見てどう考えるかという判断基準を持つことです。

BUYMAにおけるリサーチとは、単に商品を探すことではありません。重要なのは売れる可能性があるかを多角的に判断する思考力です。正しいリサーチを身に付けることで、商品選定の精度が上がり、出品作業にも迷いがなくなります
売れる人が実践しているリサーチの深掘り思考法
リサーチの本質は深掘りにあります。売れているバイヤーは、目先の情報だけで商品を選びません。彼らは
- 商品の需要
- 供給バランス
- ライバルの出品傾向
- 発送方法
- 仕入れ価格
- 相場との価格差
- 競合との差別化ポイント
など、1つの商品に対して多角的に情報を調べ、出品判断をしています。
重要なのは表面的な数字ではなく、その裏にある背景や構造を読み解く力です。たとえば人気商品でも競合が強ければ利益が取りにくくなります。一方目立たない商品でも、競合が少なく自分が有利な条件で出品できるなら、そこに大きなチャンスが眠っています。
この深掘り思考を身に付けることで、リサーチの精度が劇的に変わります。

BUYMAでは誰でも売れる商品を出品していては利益が出ません。競合や市場の動向を読み解いた根拠ある判断ができるかが、売れる人と売れない人の分かれ道です
人気商品?穴場商品?リサーチ判断に必要な情報の見方

BUYMAのリサーチでは人気商品を狙うか・ライバルが少ない穴場商品を狙うかという判断に迷うことがよくあります。しかし、どちらが正解かは数字だけでは判断できません。
この章では、よくある2つの商品例をもとに、どのような視点でリサーチを深めていくべきかを解説します。表面的なデータに惑わされず、正しい判断ができるようになれば、商品選定の精度はぐっと高まります。
LOEWEのブローチ vs The ROWのニット、あなたならどっち?
たとえば、あなたが次の商品を見つけたとします。
- 商品A:LOEWE(ロエベ)のブローチ
問い合わせ件数:40件・ライバル数:30人・有在庫出品:3割・相場価格:3万2,000円前後 - 商品B:The ROW(ザ・ロウ)のカシミヤニット
問い合わせ件数:1件・ライバル数:4人・全員が無在庫出品・相場価格:12万円前後
この情報を見て「売れているし手頃だからLOEWEのブローチを選ぼう」と思った方も多いかもしれません。
ですが、この情報だけで出品を判断するのは非常に危険です。理由は、情報の深掘りが足りていないからです。人気 = 売れるとは限らずライバルが多い = 利益が取れない可能性もあります。
リサーチでは、こうした見た目の数字に惑わされず、その背景を深く掘り下げていくことが必要です。

BUYMAでは問い合わせ件数やライバル数などの基本情報だけではなく、その背景にある市場の動きや競合の戦略を読む力が問われます。判断を誤ると、売れない商品に時間と労力を使うことになってしまいます
売れるかどうかの判断基準に必要な追加情報とは?
出品の可否を判断するために必要なのは、次のような追加情報です。
- 競合バイヤーはどんなカラーを出品しているか
- 有在庫を持っているバイヤーはどの色・サイズ保有しているか
- お届けまでのスピードにどれだけ差があるか
- 自分は仕入れをいくらでできるか
- 相場価格で出品できるか、できない場合に差別化できる要素はあるか
たとえば人気の商品だけど、有在庫バイヤーが在庫処分のために赤字覚悟で出しているケースもあれば在庫切れのサイズが実は一番売れていて、仕入れられれば確実に利益が出せるといったチャンスも見えてきます。
また競合は全員海外発送で関税が別請求だとすれば関税込み価格で出品することで差別化が可能になるなど、自分の出品条件次第で勝てるポジションを作ることもできるのです。
このように、ただ売れているから・問い合わせが多いからではなくその商品を売るために自分がどんな条件を持っているかを冷静に見極めていくことが、成果につながるリサーチにつながります。

BUYMAのリサーチではどんなバイヤーが、どんな出品条件で売っているかを調べることで、同じ商品でも自分にとって有利かどうかがわかります。勝てる戦略を持つことで、価格競争に巻き込まれずに利益を上げられるようになります
深掘りリサーチで見えてくる、出品すべき商品の選び方

BUYMAで利益を出すには、ただ売れている商品を探すだけでは不十分です。本当に成果を出すバイヤーは、商品の裏側にある売れる理由や売れないリスクまで見抜いています。
この章では深掘りリサーチを通じて、どのような商品が自分にとって売れる商品なのか、見極める視点をお伝えします。感覚に頼らず、根拠を持って判断できるようになると、リサーチの精度も安定してきますよ。
競合の強み・弱みを調べて差別化の可能性を見つける
商品が売れるかどうかを見極めるためには、まず競合の分析が必要です。
たとえば、出品者の多くが在庫を持っている場合、その商品は供給過多になっている可能性があります。在庫処分のために価格を下げて販売しているバイヤーが多い状況では、自分が同じ価格帯で勝負するのは難しいでしょう。
しかし、そうしたなかでもサイズ欠けや発送の遅さといった競合の弱点を見つければ、差別化できるチャンスが生まれます。
たとえば、ほかのバイヤーが扱っていない人気サイズを仕入れて出品すれば、価格が少し高くても需要がある状態を作ることが可能です。また自分が国内発送で関税込みの設定ができる場合、関税の後払いが面倒と感じるお客様にとって魅力的な選択肢になることもあります。
このように、リサーチの段階でほかとどう違う提案ができるかを見つけることが、利益につながる差別化の第一歩です。

BUYMAでは、同じ商品を出品していても誰から買うかで選ばれます。競合分析をおこない、自分の出品条件がどこで有利になるかを見つけることで、価格ではなく価値で選ばれるショッパーになれます
自分の販売条件を武器に変える戦略思考
売れる商品を見つけるためには、自分だからこそ売れる条件を意識することも重要です。
たとえば、仕入れ先で特別な割引条件を持っているブランドがある場合は、そこを優先的に扱うことで価格優位性を持てます。また、自分だけが持っているルートや現地店舗とのつながりがあれば、ほかのバイヤーが真似できない仕入れが可能になります。
さらに、BUYMAでは発送元や付属品の有無も大きな差別化ポイントです。海外在住であることを活かし、現地から発送できるスピード感や、直営店で購入してショップ袋を付けることで信頼感を高めることもできます。
自分の強みや環境を活かし、ほかではできないサービスを提供できれば、たとえ高めの価格でもお客様に選ばれる理由になります。

BUYMAでの販売戦略は仕入れ力と提供価値のかけ合わせです。自分がどのポジションで戦えるのかを把握し、その条件を活かすことで、より確実に売上につなげることができます
無在庫 vs 有在庫 それぞれのリサーチ戦略とリスク管理

BUYMAには無在庫販売と有在庫販売という2つの販売スタイルがあります。どちらにもメリットとリスクがあり、リサーチの視点も大きく異なるため、この章ではそれぞれの特性を踏まえたリサーチ方法について解説します。
自分のリソースや環境に合った戦略を見つけることができれば、失敗のリスクを抑えつつ、安定した売上へとつなげることが可能です。
無在庫販売ならではの強みと注意点とは?
無在庫販売は商品を仕入れずに出品できるという点で、資金リスクが小さく、初心者でも始めやすい販売スタイルです。注文が入ってから仕入れるため、売れ残りの心配もありません。
一方で注文から商品到着までに時間がかかる・代行が在庫を持っていない場合、取引がキャンセルになるといったリスクも存在します。
そのため、リサーチでは以下のような視点が重要になります。
- 代行業者が安定して商品を調達できるブランドか
- 過去に品切れが頻発していないか
- お客様が多少待っても欲しいと思うほどの希少性があるか
- 関税がかかる場合、説明をどう伝えるか
また、無在庫で狙うべきなのは
- ライバルは少ないけれど需要がある商品
- 短期的にトレンド化している商品
など市場の隙間を突ける商品です。こうした商品を見つけるには、BUYMA内の動きだけでなく、X(旧Twitter)・雑誌・Instagramなど外部トレンドを踏まえたリサーチが有効になります。

無在庫販売では、商品よりも調達可能性やライバルの少なさが重要です。特に仕入れ元の信頼性や発送スピードを意識してリサーチをおこないましょう
有在庫販売で成功する人が選ぶ商品と販売サイクル
有在庫販売は先に商品を仕入れておくことで、即日発送やスムーズな対応が可能です。お客様からの信頼も得やすく、リピートにつながりやすい特徴があります。
さらに、購入者は関税込み・安心の国内発送といったメリットに価値を感じるため、相場より少し高めでも購入されやすくなります。ただし、在庫リスクがあるため、商品選定にはより慎重なリサーチが必要です。
以下の視点が特に重要になります。
- 街中でもよく見かけるような定番商品か
- 多くのバイヤーが扱っていても安定して売れているか
- 在庫を持つことで、発送スピードや信頼性で差別化できるか
- 自分の仕入れ条件がほかのバイヤーより有利か
また有在庫で狙うべきは、誰もが欲しい王道アイテムや毎年必ず売れるリピート商品などです。資金に余裕があるバイヤーほど、こうした商品の在庫を持ち、布陣を組んで安定的に売上を上げています。

有在庫販売では、在庫リスクと販売スピードを天秤にかけたリサーチが求められます。自分の販売力や資金状況に応じて、確実に売れる見込みがある商品を見極めましょう
自分の強みを活かして売れる戦略を作る方法

BUYMAでは、すべてのバイヤーが同じ条件で戦っているわけではありません。資金力・仕入れ先・居住地・販売経験など、人それぞれ異なる環境がありますよね。
この章では、自分の持っている条件を活かしながら、無理なく利益を上げていくための考え方をお伝えします。BUYMAで売れるバイヤーは、全員が自分の勝ち方を知っており、それを最大限に活かしています。
資金力や仕入れ先の特徴で差別化するには?
有在庫販売で安定的に利益を出しているバイヤーの多くは、仕入れ条件の優位性を活かした戦略をとっています。
たとえばあるブランドに対して割引条件のよいリピーター仕入れ先を持っていれば、そのブランドを重点的に取り扱うことで、仕入れ価格においてほかのバイヤーよりも優位に立てるでしょう。また売れる頻度は少ないけれど高利益が取れる商品を扱っている人もいます。
自分しか出品していない商品や、限られたルートでしか仕入れられない希少アイテムを持っていれば、高値でも購入される可能性があるからです。さらに現地に住んでいるという地の利を活かして、国内では入手困難なアイテムをスムーズに仕入れられるバイヤーもいます。
こうした優位性を正しく活かすことで、価格競争に巻き込まれることなく、安定的に売上と利益を確保できます。

差別化のカギはほかの人には真似できない条件を理解し、それを活かすことです。リサーチの段階から自分の得意なブランドや仕入れ先に絞ることで、無駄のない戦略を立てることができます
小さな工夫で信頼を勝ち取るバイヤーの実例
BUYMAで売れ続けているバイヤーは、大きな資金力があるからではありません。実は小さな工夫を積み重ねて、信頼を築いているケースが多いのです。
たとえば、直営店で購入した商品にショップ袋を付けて発送するだけでも、購入者にとっては大きな安心材料になります。高額商品を買うお客様にとって信頼できるショッパーかどうかは非常に重要な判断基準です。
また、プロフィールページやショッパーページの作り込みもポイントです。発送目安・関税についての説明・買い付け時期の記載など、丁寧な情報発信はそれだけで安心感につながります。
さらに関税込み・国内発送・迅速な対応など、お客様が不安に感じやすいポイントを先回りして解消しておくことで、リピート率も大きく上がります。

価格だけで選ばれる時代ではなくなっています。BUYMAで継続的に売れている人は、販売ページの作り方や梱包、対応の早さといったお客様目線の気配りができています。これは誰でも今すぐ実践可能な差別化ポイントです
Bランで学べるBUYMAで勝てるリサーチ術

BUYMAで成果を出すには、正しいリサーチ方法を知っているだけでは不十分です。実際にどう考えて、どう手を動かすかを体感しながら学ぶことで、ようやく身につくものです。
私が運営しているBUYMAスクールBuyer’s Loungeで、実際にどんなリサーチ指導をおこなっているのかをご紹介します。リサーチが苦手だった方も、環境とサポート次第で大きく変わることを知っていただけるはずです。
Bランのコンテンツとサポート体制を紹介
Bランには、現役のBUYMA講師と、初心者から実績を出し始めた生徒が多数在籍しています。モチベーションの高い仲間とともに、BUYMAのスキルを段階的に学べる環境が整っています。
提供している主なコンテンツは以下のとおりです。
- 月1回のオンラインセミナー(実践型ワーク付き)
- BUYMAの最新動向を反映した50本以上の動画教材
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特に人気があるのは、
- 実際のBUYMA画面を使ってリサーチの手順を解説する動画
- 売れるショッパーページの方程式
- アパレルカレンダー
など、実務に即した資料です。
480名以上が登録している公式LINEでは、ここでしか手に入らない「月ごとの売れるカテゴリ一覧」や「売上管理表」など、すぐに役立つプレゼントも配布中です。

BUYMAは個人での取り組みが中心だからこそ、適切な伴走サポートが非常に重要です。Bランでは何を学ぶかだけでなく、どう実践に落とし込むかまでサポートする仕組みを整えています
BUYMAで自由な働き方を叶えるための第一歩
私がBランでBUYMAを教える理由は、ただ収入を増やすためではありません。好きな場所で、好きな時間に働けるライフスタイルを手に入れるための手段として、BUYMAを活用してほしいという想いがあるからです。
私自身、BUYMAに出会う前は、自由な働き方など夢のまた夢でした。ですが正しい方法を知り、努力を続けていったことで、今では場所にも時間にも縛られない生活を実現できるようになりました。
そして今、多くの生徒さんがその背中を追いかけ、BUYMAを通じて人生を変え始めています。リサーチが苦手・何をやればいいかわからないと感じている方も、最初の一歩さえ踏み出せば必ず変わるはずです。Bランでは、そんなあなたの一歩を全力で応援しています。

BUYMAは、正しい知識と環境さえあれば、誰にでもチャンスがあるビジネスです。まずは自分の可能性を信じ、学びながら行動を積み重ねていくことが、理想の働き方への第一歩になります
補足解説
BUYMAで安定的に成果を出しているバイヤーは、決してセンスがあるから・運がいいから売れているわけではありません。共通しているのは深掘りリサーチを通じて、情報の裏側にある構造を読み取り、自分にとって有利な条件で勝負している点です。
本記事では正しいリサーチ思考・競合分析・差別化戦略・販売スタイルごとの戦術、そして自分の強みを活かす方法まで、BUYMAで成果を出すために必要な視点を網羅的に紹介しました。
特に重要なのは、商品を探すという作業にとどまらず、どうしてその商品が売れるのか・自分はなぜそれを選ぶのかといった判断軸を持つことです。それこそが本質的なリサーチ力であり、BUYMAで長く稼ぎ続けるための土台になります。
どんなに小さな違いでも、自分の条件や工夫を活かせば、それが信頼や収益につながることを多くの成功者が証明しています。リサーチに迷っている方は、ぜひ今日から視点を変えて実践してみてください。
この記事から学べる5つのポイント
1. 深掘りリサーチで売れる商品が見えるようになる
問い合わせ件数やライバル数だけではなく、その背後にある市場の動きや競合の戦略を読み解く力が成果に直結します。
2. 人気商品と穴場商品は数字の奥を見て選ぶ
一見売れていそうな商品でも利益が取れないことがあります。売れるかどうかは自分の出品条件に合っているかで判断することが重要です。
3. 無在庫と有在庫、それぞれに合ったリサーチ視点がある
リスクとリターンが異なる2つの販売スタイルにおいては、見るべき情報や狙うべき商品が大きく異なります。自分の環境に合った戦略を選びましょう。
4. 自分の強みを把握し、差別化戦略に落とし込む
仕入れルート・発送条件・顧客対応など、自分だからできる付加価値を活かすことで、価格以外の部分で選ばれるショッパーになれます。
5. 正しい学習環境で、迷わず実践できる自分になる
BUYMAのスキルは独学だけでなく、環境とサポートが大きく影響します。Bランのような実践重視の学び場を活用することで、成長スピードが加速します。