• BUYMAで稼ぐためには、毎日大量に出品し続けなければならない……
  • 出品作業に追われているが、なかなか利益が出ない……
  • 「量より質」が大事とは聞くけれど、具体的に何をすればいいかわからない……

そんな不安を抱えていませんか。巷では「月600品」や「月1,000品」の出品が推奨されることもありますが、実は少ない出品数でも成果を出すことは可能です。

この記事では、実際に月100品の出品で月収50万円を達成した事例を基に、大量出品の落とし穴と「リサーチの質」を高める具体的な戦略を徹底解説します。

この記事でわかること

  • なぜ大量出品だけでは稼げないのか(レッドオーシャンの実態)
  • 月100品の出品数で月収50万円を達成した具体的な戦略
  • 少ない労働量で利益を出すために高めるべき「リサーチの質」とは何か

この記事はこんな方におすすめ

  • 出品作業に追われているが、なかなか利益が出ない人
  • BUYMAの適切な出品数の目安が知りたい初心者
  • 「リサーチの質」を高める方法を具体的に知りたい人

なぜBUYMAで「大量出品」だけでは稼げないのか

多くの人が「出品数こそが売上につながる」と信じていますが、現在のBUYMA市場においてその考え方は非常に危険です。まずは、なぜ「脳死で」出品数を追い求めるだけでは稼げないのか、その実態を見ていきましょう。

巷で言われる「月1,000品出品」の落とし穴

多くの人が「出品数 = 売上」と誤解していますが、BUYMAの現状を見ると、その考え方は危険です。

データで見る「シャネル」が出品過多(レッドオーシャン)な理由

たとえば、ある時点(2023年12月頃)のデータでは、BUYMAの総出品数は約567万件にも上ります。そのなかでもシャネルは20万件、エルメスは16万件、ルイ・ヴィトンは11万件と、突出して出品数が多いことがわかります。

しかし、驚くべきことに、同日の売上ブランドランキングを見ると、1位はモンクレール、2位はザ・ノース・フェイス、3位はプラダでした。注目すべきは、売上1位のモンクレールの総出品数が約8万件であるのに対し、出品数1位のシャネル(20万件)は売上トップ3に入っていないという事実です。

シャネルは、1点で100万円を超えるバッグなども展開されているにもかかわらず、この結果です。これはつまり、シャネルが「売れている金額に比べて出品量が多すぎる」供給過多な状態、いわゆる「レッドオーシャン」であることを示しています。

レッドオーシャンに飛び込むのは「ビジネスに向いていない」

たとえば、シャネルの人気シリーズ「マトラッセ」の財布を見てみると、アクセス数が17,000件、欲しいもの登録が789件と非常に多く見えます。しかし、競合を見てみると、同じ商品を50人、100人が出品しているということも珍しくありません。

このような激戦区に、今から無在庫販売で参入するのは、大手コンビニが立ち並ぶ道に小さな個人商店をオープンさせるようなものです。わざわざシャネルのようなライバルの多いレッドオーシャンに飛び込む人は、はっきり言ってビジネスに向いていません。

なぜなら、自分の目でBUYMAの中の状況をまったく見れておらず、自分の頭で「本当にこのブランドで売れるのか」を考えていないからです。

アン

大量出品戦略は、運が良ければ売れるかもしれませんが、貴重なリソースと時間を無駄にしてしまう可能性が非常に高いですよ

この章のまとめ
  • 出品数が多いブランドが、必ずしも売れているブランドとは限らない
  • 競合が激しいレッドオーシャン市場を戦略的に避けるのが賢明である

月100品の出品数で月収50万円を達成した2つの戦略

では、大量出品に頼らずに成果を出すためには、具体的に何をすればよいのでしょうか。ここでは、外注さんすら雇わずに、月100品という少ない出品数で月収50万円を達成した生徒が実践した、2つの具体的な戦略を紹介します。

戦略1:質を追求する「リサーチ」

彼女がまず徹底したのは、ライバルが多すぎる供給過多なブランド(レッドオーシャン)を避けることでした。その上で、有名・無名問わず「15%前後の利益率」をしっかりと確保できるブランドや商品をていねいにリサーチしていきました。

BUYMAの中でどのぐらい売れているかを精査しながら、質を追求して月100品を出品したからこそ、外注化なしでも月収50万円を達成できたのです。

    戦略2:在庫を持つ「差別化」

    BUYMAは無在庫販売が基本ですが、彼女はリサーチをしながら「本当に人気が高い商品」については、あえて在庫を持って差別化を図りました。「早く欲しい」というお客さんは確実に存在するため、自分だけが在庫を持っている状態を作ることができれば、効率よく受注に繋げることが可能です。

      アン

      BUYMAの活動において、リサーチは「質を上げていくもの」、出品は「こなすもの(作業)」という区別をしっかり持つことが重要です

      この章のまとめ
      • 少ない出品数で稼ぐ鍵は「高利益率のリサーチ」と「在庫による差別化」にある
      • リサーチの質を捨てて、出品作業(量)だけを頑張るのは無駄である

      まとめ:BUYMAで稼ぐにはリサーチの質を高めよう

      BUYMAの出品数は、初心者の方にはまず月200品、外注化を始めたら月300〜400品を一つの目安としてお伝えすることはあります。しかし、最終的には今回ご紹介した生徒さんのように、より少ない出品数でも売上が立つ状態を作ることが可能です。

      もし今、外注さんがいるからとリサーチを疎かにし、出品作業(量)だけを頑張ろうとしているなら、それは無駄な努力かもしれません。BUYMA初心者のうちにこそ、リサーチの基礎知識をつけ、スキルを磨くことがなによりも重要です。

      少ない労働量で利益が出せる状態を目指し、正しい学びを継続していきましょう。あなたがBUYMAで思いどおりの利益が取れるようになった先は、どんな生活を送っていたいですか。

      その理想の姿を忘れずに、今日からの活動の原動力にしてください。