こんにちは!BUYMAコミュニティBランの主宰、藤野アンです。
今回は「BUYMAで稼ぎたければ外注化はするな」というお話をしていきたいと思います。
タイトルを聞いて「いやいや、BUYMAでは外注さんを雇って出品数を増やさないと利益は伸びないでしょ」こんな風に思った方もいるかもしれません。
今これを見ている方の中には、たくさんの外注さんをすでに雇っている方もいると思います。でも残念ながら外注を3人、4人と雇ったからといって必ず稼げるようになるわけではありません。
それはなぜなのか。この動画では外注化によってあなたに起こるかもしれない最悪の結末とそれを回避するための対策についてお話ししていきます。
BUYMAでまず外注化を始めるなら誰もが最初に取り組むのは出品外注化です。
出品を外注化するというのはどういうことかというと、BUYMAでは商品を1商品ずつ出品をしていく作業があります。入力項目もたくさんあり、早い人でも1品あたりの出品にかかる時間は5分〜10分。
初心者の方だと1品あたり20分~30分ほど時間がかかる方もいます。
BUYMAではリサーチ・出品・問い合わせ対応・買付先開拓・メンテナンス・買付・検品梱包とたくさんの仕事量をこなす必要があります。
そこで時間短縮のために、他の人にお願いができる事務作業である出品作業を外注化することが割とスタンダートになっています。
ではこの外注化によってあなたが得られるメリットはなんだと思いますか?
- 「少ない作業時間で収入が増やせるようになる」
- 「不労所得が得られる」
これらをまず思い浮かべた人。実はとてもキケンです。だって、たまに見かけるBUYMAビジネスの過大広告そのままなんですから(笑)
実は、この点を重視してBUYMAで活動をはじめてしまうと、思ったように収入を増やすことはできません。
私が「外注化がうまくいっていない」というご相談を受けている中の多くの方が、今からお話する外注化の本質の部分を知らずに、外注化に手を出してしまっています。
だから、うまくいかないんです。
あなたがBUYMAで収入を増やしたいのなら絶対に押さえておくべき外注化の本質。この考え方を知って外注化に取り組むと、BUYMAへの今後の取り組み方も、収入が増えるまでのスピードも大きく変わりますのでぜひ最後まで見て理解しておいてください。
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外注化の本当の目的
早速ですが、タイトルのBUYMAで稼ぎたければ外注化はするな、この理由をお伝えしていきます。
外注化とは、「人に仕事を委託すること」です。
ではビジネスで仕事を人に依頼する時ってどんな時だと思いますか?
これには2つのパターンがあります。
一つ目は「自分より相手の方がスキルが高く、クオリティの高いものが作れるとき」
二つ目は「チームで仕事をすることで自分がやるべき仕事に時間をかけて成果を最大化させたいとき」
BUYMAでは「出品数を増やすために誰でもできる出品作業を外注化しましょう」と教えられることが多いかと思いますが、実は出品の外注化をするにあたっては、本来は一つ目の「自分より相手の方がスキルが高く、クオリティの高いものが作れるとき」に該当する、出品ページの質の高さも求める必要があります。
会社内で管理し、社員だけが見るエクセルやワードの表を作るのではなくて、未来のお客さまが読む商品ページを制作するからです。
だけど実際には、BUYMAで出品外注を依頼する時には「初心者歓迎!」「誰でも簡単にできる!」と、全くスキルのない方にお仕事をお願いすることが多くなります。
これって矛盾しませんか?
世の中にはライターという職業がありますし、セールスライティングという物を売るための文章を書くプロがいます。
それだけ商品ページを作って文章を入力する仕事は売上に大きくかかわってくるのに、売上には全く影響がでない社内の穴を埋める事務員を探すような募集の仕方になります。
つまり売れる出品ページを外注さんが作れなければ、あなたの手元の収入は増やせないわけです。
でもライティングのプロに出品外注を依頼するわけではないので、あなたがしっかりと外注さんを教育して、出品ページの質をコントロールをしなければ、ものすごくレベルの低い出品ページが量産される可能性があるわけです。
この出品ページの質の「基準値」ですが、コントロールするべきあなたが出品作業をほとんど経験せずに人に委託をするとどうなるでしょうか。
想像がつきますよね。
- お客様が購入するときに商品ページのどのポイントをみるのかといった抑えどころがわからない。
- 何に力を入れて、何は手を抜いていいのかわからない
- どういう段取りで進めると効率よく作業が進められるのかわからない
仕事を依頼する自分自身が基準値を定めることができないので100%自分が出すよりも低いクオリティにしかならないというわけなんです。
外注さんの出品クオリティを自分が指導して上げられない状態で、作業を継続してもらうとどうなるかというと・・・そう、商品が売れないので「赤字」で外注費を支払い続けることになります。
これはもう恐怖ですよね。
出品単価が1件あたり40円で、仮に600品1ヶ月に出品してもらったとして24,000円が毎月飛んでいく。半年だと144,000円!1年間で288,000円です!
そのうち売れるようになるから大丈夫だろう・・・ではすまない結果になってしまいます。
でも、さっきお伝えしたように外注化は本来仕事の効率を上げて、ビジネスをスケールさせていくものでもあります。外注化するベストタイミングは0→1を達成するときではなく、1→10に広げていくとき。
BUYMAで言えば、利益0からはじめて2万円の利益を得るためではなくて、利益5万から10万、20万と伸ばしていくときに一番効果を発揮します。
私自身も利益で外注費が捻出できるようになってから出品外注さんを雇いました。自分で出品作業をたくさんこなし、こう出品ページを作ったら売れる!という自分のノウハウを確立させた上で外注化して人に伝える。
これが一番堅実で早くスケールさせやすいオススメの方法です。
出品外注化の手順
今の話を前提とした上で、正しく外注化を進めていく手順を説明していきます。
どのように進めていくかというと、まずはアカウントを管理するあなたが自分で出品作業に取り組むことからスタートします。
1品目が売れるまでは自分で出すというのが最も早く結果を出すための理想の形です。
それは忙しくて絶対にできない。という方、まずは時間をつくる工夫をしてください。夜テレビを見る時間を1時間削れば時間はつくれます。スマホでゲームをする時間を出品作業の時間に変えてください。
最低でも50品くらいはまずは自分で出品作業をしましょう。
大体30品目くらいを取り組むころにはBUYMA歴1か月以内の半分の人は、挫折してBUYMAをやめてしまいます。
出品を続けたあなたは勝ち組です。
出品をしたら、BUYMAで出品した自分の商品ページを見るようにしてください。それからスマートフォンでも自分が出品した商品がどのように表示されるか確認を定期的に行なっていきます。
商品画像の1枚目が、お客様に興味を持ってもらえる画像になっているか。タグの設定は適正か。商品のサイズ情報は正しく書いてあるか。商品コメントはお客さんが読みやすくわかりやすい文章構成になっているか。カテゴリーは正しく設定されているか。お取引に関する案内が書いてあるか。
商品を多く販売している他のバイヤー数名の出品ページの内容と見比べながら自分に足りていないものがないかをチェックをしていきます。
足りていないものに気づいたらブラッシュアップして付け足していきます。
こうやって数をこなすことで、BUYMAのシステムの仕組み、出品の手順、必要な情報、効率よく作業する方法を自分で理解することができます。50件に到達する頃には1件あたり最短で出品できるには何分くらいかかるのか把握もできるようになってきます。
ここまで出品ページの作成が一人前にこなせるようになってはじめて外注化にコマを進めてください。
出品外注の募集方法
まず外注さんの募集を始める前には、マニュアルを作っておきましょう。WordやGoogleドキュメントを使った書面での作成でもいいですし、出品手順を画面収録をした動画のマニュアルも最近は人気です。
どちらにしてもはじめて作業をする人に向けて丁寧でわかりやすく手順を説明したマニュアルを制作しておきましょう
マニュアル作成が終わったら外注さんの募集に進みます。採用するまでにマニュアル作成が終わればいいので同時並行で進めても構いません。
外注さんを雇う場合、オススメな人材は「社会人経験があり、扶養内で収入を増やしたい専業主婦の方」です。
結婚や出産を機に仕事を退職された方はリモートでお仕事をしていく中で欠かせない報連相をしっかりとしていただけます。
育児や家事の合間に息抜きとして仕事に取り組んでいただけるので
業務にやりがいを持って取り組んでいただける方も多く、私がこれまで10名以上外注さんを雇ってきた中でも長く継続していただけるのは決まって専業主婦の方でした。
こういった方をクラウドソーシングサイトで探します。
クラウドソーシングサイトには「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったサイトがあります。ここで発注者としてお仕事を依頼し、応募のあった方の中から実際に作業をお願いする方を選び、契約をします。
今の相場では1出品あたり40円~50円程度です。
募集時のポイントですが、一年中応募は来るのですが卒入学式や新生活が重なる3月、4月や夏休みで子どもの世話で忙しくなる7月、8月は応募が少なくなります。こういった時期は募集をするのはやめてください。
そして募集の時のポイントは専業主婦にターゲットを絞って、読みやすく、具体的な作業のイメージができる文章構成にすること。
報酬はいくらなのか。支払いはいつ行われるのか。どんなツールを使うのか。1日どのくらい働くのか。仕事を覚えるまでの体制は整っているのか。
こういった内容を濃く書いておくことでそれを読んで仕事内容を理解した誠実な方が応募してくれます。
これは私の失敗談ですが、文章の中身にこだわらず、かなりざっくりとした募集文を書いて募集をかけたことがあります。すると選考の時に連絡が取れなくなった人が出たり、「これってスマホだけで作業できますよね?」とミスマッチな人材から応募がきたこともありました。
自分でも何度も読み返しながら、中学生でも理解できる読み手のための文章を意識して、募集文を作って下さい。
募集期間は1週間~2週間で設定して、募集を開始します。
実際に応募がきたら、選考をかけ、オススメなのは、顔を合わせて一度面談を行うことです。
クラウドワークスではサービス外連絡申請を申請することでzoom面談ができますし、ランサーズではテレビ電話の機能があります。
面談をする中でお仕事をしっかりと継続してくれるかといったことや、人柄をみて採用するかを決めることができます。採用するに当たっては自分とフィーリングが合うかというところも意識すると、長くお仕事をしてもらいやすい信頼関係の構築がしやすくなります。
採用する人が決まったら、契約を結び、お仕事を開始します。
特に最初の1ヶ月は大切です。新しい外注さんを雇うと1人立ちするまでに1〜2ヶ月かかります。
この間に外注さんとの信頼関係を深められるよう、コミュニケーションを取るようにすると、外注さんの早期離脱が防げます
これから外注化をはじめたいと思っている方は、今回お話した内容を振り返って、今自分にとって外注化が本当に必要なタイミングなのかを見つめなおして、外注化にコマを進めて下さい。
また既に外注化していてうまくいっていないという方は、その原因追求をすることが大切です。
自分のスキルが追いついていないから、外注化がうまく行っていないのであれば外注化は早すぎたのかもしれません。外注さんに一旦辞めていただくという決断をした方がいい場合もあります。
アンからのメッセージ
わたしにはBUYMAで収入を増やすのは難しいかも…
この動画をみて、気後れしてしまった方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。
今あなたが知っているBUYMAの成功者の人たちも、陰の努力をたくさんしています。売れない時期にはひとつひとつ問題を潰しながら前に進んできました。
私自身もBUYMAを始めたとき毎日会社で働きながら平日は1日3〜4時間、ひたすら出品作業をしていました。すごく地味な作業です。心が折れそうになるし、サボってしまったこともありました。でもその度に、「なんのために自分がBUYMAに取り組もうとしているのか」を振り返るんです。
私にはお腹に子どもがいたので「子どもを産むまでにBUYMAで稼げるようになって、子どもを家で育てながら月収20万の収入を作る」という明確なビジョンがあったのでそれを思い出すたびに、「やらなきゃ」とパソコンを開いて、出品できる商品を探していました。
私の今の目標は「BUYMAで自分らしい人生を送れる人を増やす」ことです。
本当にBUYMAで活動することで自分らしく生きれるようになるの?と思う方もいるかもしれませんが、収入が増えることで、「人間関係のストレスに悩まされなくなった」「自分の好きなものを買えるようになった」「子どもがしたい習い事に通わせられるようになった」「経済的に自立できるようになった」と、自分の望むライフスタイルを手に入れた人が私の周りにはいます。
やるかやらないかはあなた次第です。あなたが本気でBUYMAと向き合いたいと思うのなら、私も本気であなたのことを応援します。どんどん行動していきましょう。