こんにちは!BUYMAコミュニティBランの主宰、藤野アンです。
今回は「BUYMAとメルカリ物販はこんなに違う」というお話をしていきたいと思います。
メルカリを使って「不用品の販売をしたことがあります!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もメルカリを使って子どもが赤ちゃんの頃に使っていたバウンサーや、読まなくなった本などを販売した経験があります。
メルカリはスマホで写真を撮って手軽に商品が出品できるのでとっても便利ですよね。
今日は
- 「メルカリで不用品を出品をして販売するまでの感覚はわかった!もっと本格的に物販がしたい」
- 「メルカリで物販をしているけどBUYMAにも取り組んでみたい!」
- 「物販を始めたいけどBUYMAとメルカリどっちがいいの?」
という方に向けてBUYMAとメルカリで商品を販売するときの違いをお伝えしていきたいと思います。
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画面の特徴の違い
メルカリとBUYMAの画面の特徴の違いをみていきましょう。メルカリはフリマサービスとして有名です。
それに対してBUYMAはブランドを安く買えるブランド通販サイトです。
実際のスマートフォンAppを見てみるとメルカリは「ホーム」ボタンや「さがす」ボタンで商品を検索して、真ん中の「出品」ボタンでは自分が出品したい商品を出品することができるようになっています。それに対してBUYMAのスマートフォンAppには「出品」ボタンがありません。
出品する時はマイページの「その他メニュー」からスマホ版のBUYMAの販売者向け管理画面に移行して出品登録をする必要があります。
メルカリは出品の手軽さがひとつの売りで、誰でも販売も購入も気軽にできますが、BUYMAの場合はバイヤーになるために登録をして、出品の審査も受ける必要があるので、出品をする人はよりビジネス感が出るところに大きな仕様の違いがありますね。
メルカリで出品している人はスマートフォンを使う人が多いですが、BUYMAで出品をしている人のほとんどはパソコンから出品をします。
他にもまだまだBUYMAとメルカリの物販には大きな違いがありますのでお伝えしていこうと思います。今から話す内容を知っておくと、
- 「メルカリでは売れてるのにBUYMAでは全然売れない」
- 「BUYMAで販売してもなかなか利益が取れない」
といった悩みもなくなります。
①取り扱い商品の違い
BUYMAは新品の商品のみ販売することができます。
ブランドは有名なルイヴィトンやシャネル、グッチなど有名なブランドももちろんありますが、今大人気の韓国ブランドや、日本で取り扱っていないブランドまであらゆるブランドを取り扱うことができます。
BUYMAの規約では仕入れてから3年以内の商品しか販売してはいけないというルールがあります。それをすぎると中古と同じ扱いになり、販売NGになります。
それに対してメルカリは、新品・中古どちらも扱えます。これがBUYMAとの決定的な違い。
出品ページで販売するときに
- 「未使用に近い」
- 「目立った傷や汚れなし」
- 「やや傷や汚れあり」
- 「傷や汚れあり」
- 「全体的に状態が悪い」
と5段階で設定をして出品をします。
メルカリでは最近、偽物のブランド品が多く販売されているとの情報が寄せられています。
人気のLOUIS VUITTON、LOEWE、CELINEなど多くのブランド商品の偽物のアイテムが出回っており、通常価格300,000円の商品が新品・未使用品にもかかわらず30,000円で販売されているケースなど、正規品から見ると激安の値段で販売されています。
こういった偽物の販売が溢れてしまっています。
しかしこういった激安の偽物商品がメルカリの中で実際に売れている状況があり、正規のブランド品をメルカリで出品しても、こちらが本物にも関わらず売れにくくなっているという逆転現象も起きています。
BUYMAにはあんしんプラスという制度があります。商品を購入したお客様が商品を本物鑑定に出すことができ、バイヤーから買付先の情報を提示してもらい偽物のブランドアイテムを厳しく取り締まっています。
また、メルカリで商品を出品する場合、メルカリの規約では必ずその商品を保有していることが定められています。必ず在庫を持って商品を販売しなければいけません。
しかしBUYMAの場合、お客様が欲しい商品をパーソナルショッパー(=買い物代行)として代わりに手配し販売をするというバイヤーの活動スタイルがこのBUYMAには根付いています。そのため在庫を保有していない状態で出品をして、売れたら商品を仕入れてお客様に提供する、無在庫販売が可能です。
もちろん商品を仕入れてから販売をする有在庫販売も可能です。どちらも選択することができるので、少ないリスクで効率よく利益を出していけるのもBUYMAのメリットです。
②アルゴリズムの違い
アルゴリズムって何?と思った方もいるかもしれません。
メルカリからBUYMAに取り組むようになった方が「BUYMAって難しい」と感じるのは、このアルゴリズムの違いが大きな原因です。
ここでお話しするアルゴリズムとは、「出品した商品がよりお客様の目に止まりやすくする方法」を指します。
メルカリの場合、お客様が商品を検索すると新着順で商品が表示されるようになっています。一方、BUYMAの場合は人気順で表示されます。
メルカリの場合は、新規出品をした後はすぐに新着順に表示されるので、多くのお客様にみてもらいやすい仕組みになっています。また、お客様は自分が探している商品の検索条件を保存して新着商品の通知を受けることもできます。
ですので商品によっては出品したあと5分以内に売れたというケースもあります。出品後に商品が上位表示されなくなってしまったら、100円値下げをすることで、再度新着順の上位に掲載させたり、反応が鈍くなったら再出品をして短期集中で販売していきます。
BUYMAはその点でいうと出品から販売までに時間がかかることが多いです。出品して5分以内に売れるということはまずなく、私がこれまで聞いた最短でも4~5時間後。
BUYMAでは比較的売れるまでのスピードが早いと言われる有在庫の商品でも2週間~1ヶ月程度ということが多いです。
BUYMAの人気順のアルゴリズムは、アクセス数や欲しいもの登録、受注などの要素が組み合わさっています。
具体的なアルゴリズムの情報は企業秘密となっていますが、バイヤーはお客様の反応を数値で見ながら、時間をかけて人気順を上位に上げていく必要があります。
メルカリは短距離走。BUYMAは長距離走です。
③販売価格の違い
同じ新品ブランド品が売れるBUYMAとメルカリですが、同じものでも販売価格にかなり大きな差が出ることが多いです。
こちらの2つのPRADAの財布は同じ商品です。BUYMAだと75,500円で販売され、メルカリだと31,999円で販売されています。
価格差はなんと43,501円!
同じ新品のブランド商品が扱えるBUYMAとメルカリですが、その時出している出品者の相場によって日々いくらで売れるかは変動します。
- BUYMAの方が商品相場が高いこと
- メルカリの方が商品相場が高いこと。
- 価格差がほとんどないこと
もあります。
また、メルカリとBUYMAで売れる商品の傾向もそれぞれ違っていて、メルカリだとこのモデルが売れているのに、BUYMAだとこっちのモデルの方がよく売れている!ということもあります。
同じ商品を出しているのに人気のある商品にも売れ行きにも差が出るのは面白いですよね!
在庫を持ってBUYMAとメルカリを上手に使い分けている人は、この商品はどちらのプラットフォームで販売した方が高く売れる!ということを把握して、上手に高い利益を出しています。
④客層の違い
冒頭でメルカリは「出品手軽さが売り」とお伝えしました。簡単に商品の売買ができるので、本当に多くのお客様が利用しています。月間利用者数は2,200万人と言われています。
一方BUYMAは会員登録者数が2023年時点で1,076万人。メルカリとBUYMAを比べると圧倒的にメルカリユーザーの方が多いことがわかります。
BUYMAの場合、ブランド商品を取り扱っていて、実際にブランドの人気ランキングにもラグジュアリーブランドが並びます。ブランド品が中心というBUYMAの特性から、お金持ちのお客様もとても多いです。これまでに私がお客様とBUYMAでお取引してきた中でも、東京の一等地や高級マンションに住んでいる方。
また芸能人の方とのお取引もありました。
そのため、BUYMAは店頭で接客をして商品を販売する販売員のように、丁寧なお客様対応が求められます。
それに対して、カジュアルにやり取りできるメルカリは簡潔なメッセージのみでOK。やはりフリマアプリなので、より庶民的な対応のスタイルが根付いています。
⑤発送の仕方の違い
BUYMAでは梱包は袋で発送するのではなく、ダンボールに入れて発送するのが基本となっています。これは④でもお話ししたように実際のお店の対応に近い発送のクオリティが基準値となっているからです。
箱ピッタリに詰め込むのではなく、箱は余裕を持った大きさで。商品はボーガスペーパーやエアパッキンで綺麗に巻いておき、隙間に緩衝材を入れて保護します。BUYMAでは取引完了の操作が必要なので、BUYMAが用意している案内文の紙を段ボールの中に入れておきます。
発送後にはお客様がバイヤーとの取引を取引完了画面で評価します。
梱包の丁寧や応対の丁寧さなどを5段階評価で評価してその総評が、バイヤーの評価となり満足・普通・不満の3つで判断されます。
メルカリの場合は、注文が来たら家にある袋でサイズが小さく収まるようにパッキングして送っても、フリマサイトなので評価にあまり影響がでません。商品を受け取った後に、「良かった」「残念だった」を評価するだけでとても簡易的です。
BUYMAもメルカリも同じCtoCの取引を斡旋するサービスなのですが、BUYMAのバイヤーにはより販売のプロとしての対応が求められています。
⑥売上金額の違い
ブランド物販は売上が大きく立ちやすいという特徴があります。
利益月に10万以上の利益が出る人は月の売上が100万を超えることが当たり前。月の売上100万だと年間で1,200万の売上がでます。
今後物販で活動を広げていく方に知っていて欲しいのは事業の売上が伸びるとビジネスを拡大させたいときに国や銀行からの「融資」が受けられやすくなることです。「融資額の目安は月商の3ヶ月分」とよく言われます。
実際にBUYMAに数年取り組んで結果を出した人が本格的に事業として利益を拡大させる上で300万〜1000万の融資を引いて利益を伸ばした例も私の周りでは数多くあります。
メルカリでは融資に関する話があまり聞かれないのは、メルカリの手軽さと反比例して事業として本気で取り組む人がそこまで多くないからかもしれません。商品単価も高くないケースが多いので、売上規模はBUYMAと比較すると小さいことも多いです。
今後物販で独立を考えるなら、年商がどのくらいの物販事業になるかは絶対に意識しておきたいです。
アンからのメッセージ
BUYMAとメルカリの6つの違いについてお伝えしてきました。BUYMAの良いところ、メルカリの良いところとそれぞれ良さがあります。
同じ物販のプラットフォームなので、それぞれの良さをわかった上で使いこなせると、毎月の利益を最大化させることができます。BUYMA以外の物販に取り組んでいる方の中には「BUYMAは難しい」そう話す人もいますが、今日お話した違いを理解できていない人がほとんどです。
これまでそんなお話を聞くたびに「もったいない!」そう思っていました。だから今回お話できて本当によかったです。メルカリの経験がすでにあってこれからBUYMAに参入しよう、と考えている方は今日の話を参考に最短で結果を出していきましょう。
あなたの行動力が今から先の未来を変えていきます。今日1歩進めば明日の行動の内容は変わります。
今日何もしなければ明日待っているスタートラインも同じ。BUYMAのページを見てみよう。出品をしてみよう。どんな商品が最近売れているか見てみよう。
小さな1歩を踏み出すだけで変化があるんです。行動すれば変わります!あなたの小さな努力を全力で応援しています!